たぶん、いちばんゆるいがんサバイバル

20代半ばで子宮体癌4b(余命3か月〜)と告知された人が書いてるブログ

食事療法をしない理由は

はじめましての方はまずこれを読んでくれると嬉しいです。

af333.hatenablog.com

 

理由は簡単です。
食事で治った場合、一生食事に気をつけて生きなければいけなくなるからです。
実際食事療法で一度は寛解に至ったものの、食事を戻ししばらくすると再発……
というケースをいくつか見ました。
「好きなもん食いてえ。そこに死が付随しても構わねえ」
と言う気持ちで今日まで生き延びています。

 

私は癌患者の家族から癌患者になったという経緯があるのですが、母が告知を受けた時は食事療法をしようとしていました。

しかし母はそれを拒否。「生きたくないのか?」私は疑問でした。

答えはすぐに分かりました。私も癌の告知を受けたからです。

症状〜検査〜入院まで1ヶ月ほどで、その間坂を転がり落ちる様に悪化し、告知をされた時は苦しさのピークでした。「めちゃくちゃしんどい。死んだ方がマシ」と思いました。

 

その時気づきました。生きて欲しいと思うのは健康な人のエゴなんだって。

だって健康な人は苦しくないし、痛くもありません。元気だから他人に「生きて欲しい」って思える余裕があるんですよ。

日本では安楽死が出来ないのを心底恨みました。それほど毎日が地獄でした。

癌患者の周囲の人は、「生きて欲しい」を強く押し付けるのはやめてください。

もちろん死んで欲しいわけではないけれど、死にたくなるくらいの苦しみを知ってしまうと、苦しんでいるのを見ると楽になって欲しいとも思います。

 

食事療法はやるものではなく、やってもらうものです。小さい子供がいるなどのよっぽど強い生きる理由がある患者以外に、そんな気力ないです。多くは抗癌剤でフラフラだからです。

食事療法で癌を克服した人の記事などをたまに読みますが、大体妻が毎朝人参ジュースを〜妻がメニューを〜妻が〜妻が〜と書いてあってフフッてします。

癌になった時生き残る確率が高いのはマメな配偶者や家族がいることかもしれません。

しかし自分でやっていない、というのは結構危険で、その場合寛解すると油断して普通の食事が我慢出来なくなり、食べてしまい再発のパターン多いです。

再発の癌は強いぞ〜今まで使った抗癌剤に耐性ついてること多いぞ〜怖いぞ〜問答無用でステージ4だぞ〜

 

ということで、以上が食事療法をおすすめしない理由です。

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